ルンバi3を徹底レビュー!iRobotの低価格機種の機能は?【比較あり】

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こにな

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家事時短に役立つ家電を紹介しているワーママの「こにな」です。

今回は2021年2月発売のルンバi3を無料お試しできるレンティオの企画に当選し2週間利用できたため、徹底的にレビューします。

ルンバi3より価格が高いルンバi7より機能は少なくなりますが、ちょうど良い機能で安く購入できるバランスのとれた機種です。

【記事内容】こんなことがわかります!
  • ルンバi3を実際に使った率直な感想
  • ルンバi3のリット・デメリット
  • 段差は超える?段差から落下しないの?
  • マッピングの性能は?
  • 吸引力を検証!
  • ルンバi3の新機能や注意点
  • ルンバi3+、ルンバi7との違い
こにな

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高すぎるルンバは手が出ない…高機能ではなくある程度の機能と吸引力があればOKという方にはピッタリのルンバです。

ルンバで一番高い機種は約186,780円、ルンバi3は約69,800円49,800円と約1/3の価格で購入できます。(2022年08月時点)

高機能のルンバも便利で購入したい気持ちもありますが、高い価格がネックだった方も多いです。

ルンバi3は機能が他のルンバとより大きく劣っているわけではなく、不要な機能を除いた印象です。

手の届きやすくなったルンバi3をかなり詳しく紹介しているので、参考にしていただけたら幸いです。

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【レビュー】ルンバi3を使った感想・評価

さっそくルンバi3を実際に使った感想をレビューしていきます。

メリット
  • ルンバの中ではシンプルで低価格
  • 指紋やホコリが目立ちにくいデザイン
  • 段差2cmまで乗り越え可能
  • マッピング機能あり
  • ゴミがからまらないゴム製ブラシ
  • 新機能で立ち往生しにくくなった
デメリット
  • アプリによる禁止エリア指定や指定場所のみ清掃はできない
  • 薄いカーペットやマットはめくれる
  • コードや靴下などのは避けない

ルンバi3の【外観・大きさ】マットな質感が良い!

ルンバi3の外観・大きさを紹介します。

外観で特徴的なのは本体上部のマットな質感になり、指紋やホコリなどの汚れが目立ちにくくなりました。

こにな

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デザインとしても従来の光沢のある素材より部屋に馴染むので好きです。

本体の大きさについては、今までのルンバとほぼ変わりありません。

ルンバi3のサイズ
  • 直径:34.2cm
  • 高さ:9.2cm

ルンバi3は【段差】も問題なし

ルンバ使用時に部屋の間などの「超えてほしい段差」と玄関や階段などの「超えてほしくない段差」があります。

ルンバi3はしっかり段差を把握し、不便は感じませんでした。

ルンバi3は段差2cmまで超えることが可能です。

検証

2cmの段差を本当に超えられるのか?

我が家に階段はなく、玄関の段差が心配でしたが、ルンバi3には「段差センサー」が4ヶ所ついており玄関の段差から落下することなく安心しました。

iRobot公式サイトでは、下記の場所に必ずデュアルバーチャルウォールを使用するよう記載されています。
階段や吹き抜けの上層階など、落下に注意が必要な場所
・浴室など水分の心配がある場所

こにな

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初めて利用するときは必ず落下や引っ掛かる場所がないか確認しましょう。

ルンバi3にカメラはないが【マッピング機能】はある

最近のロボット掃除機では標準搭載と言っても過言ではない「マッピング機能」。

ルンバi3にもマッピング機能はあります。

ルンバi7等のカメラ付きに比べると障害物や家具の認識力も劣りますが、カメラがなしでもフロアトラッキングセンサーでマッピングしています。

ルンバi3では清掃後のマッピング結果を見ることができますが、学習はしないとされています。

しかし、1回の清掃中に壁や障害物手前での減速や避ける動きがありました。

清掃後にリセットされるとしても、1回の清掃中のマッピングによって避けることもあるようです。

こにな

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我が家ではカメラ付きでなくてもコスパを考えたら充分な性能でした。

ゴミを逃さない【ゴム製ブラシ】

ルンバi3はゴム製のデュアルアクションブラシを使用しています。

2種類のゴム製ブラシは、フローリングからカーペットまで、どんな床にも密着し、チリやホコリのような小さいゴミから、髪の毛や大きなゴミまで取り除きます。

引用:iRobot|ルンバi3

ルンバのブラシはゴミがからまりにくく、取り外して手入れができるのは助かります。

ブラシの端に髪の毛が溜まってしまいますが、他の掃除機のブラシのブラシよりは取り除きやすくホコリが付いたままになる事も少ないです。

もうひとつのブラシであるエッジクリーニングブラシはゴミをかき集める役割があります。

エッジクリーニングブラシに関しては、髪の毛の絡まりもあり取り外しにはドライバーがいるため手間がかかるのが残念なポイントです。

とはいえ頻繁に手入れは必要ないので今後の改善に期待です。

ルンバi3の【新機能】リアクティブセンサーテクノロジー

出典:iRobot|ルンバi3

リアクティブセンサーテクノロジー

狭い場所への進入し、立ち往生するのを防ぐ機能

隅々まで清掃するのがルンバの良いところです。

しかし、入ったはいいが入口より奥が低く狭くなっている場所で立ち往生してしまうことがあり、これを防ぐのがリアクティブセンサーテクノロジーです。

こにな

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挟まって立ち往生するのを防いでくれるのはいいですね。

進入禁止エリア指定には別売りアイテムが必要

ルンバi3では、アプリ等で進入禁止エリアを指定できません。

ルンバに入ってほしくない場所
  • 階段などの段差
  • 入ってほしくない部屋にドアがない
  • ペットの飲み場やトイレ付近 など…

ルンバi7など専用アプリで進入禁止エリアの指定が可能ですが、ルンバi3はその機能がありません。

デュアルバーチャルウォールを使用することで、ルンバの進入を防げます。

出典:iRobot|ルンバi7

こにな

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我が家ではドアを閉めることで解決できるので購入する必要性は感じませんでした。

間取りや環境によってはデュアルバーチャルウォールの購入が必要です。

薄いカーペットやマットは注意

ルンバi3は基本的にカーペットやラグがあっても問題なく利用できます。

しかし、薄いカーペットやラグ、マットはめくれてしまいルンバの移動を妨げてしまいます。

我が家の厚さ0.6cmで滑り止めがあるカーペットもめくれてしまうときがありました。

人がいない時でもスムーズに掃除できるよう、心配な場合はめくれ防止対策すると良いです。

めくれ防止策

はがせる両面テープ(魔法テープ)を利用することでめくれ防止が簡単にできます。

魔法テープは他にも色々使えるので、ひとつ持っていると便利です。

ケーブルや靴下などの巻き込みに注意

ルンバi3は床のケーブルや靴下、ハンカチなどの洗濯物は避けてくれません。

靴下やハンカチを巻き込んでしまうことはありませんでしたが、スムーズに清掃ができないの片付けておきましょう。

特にケーブルや延長コードは、繋がっている製品を落とすなど壊してしまう可能性もあるので注意が必要です。

こにな

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最初は片付けるのが面倒でしたが、慣れたら物を置かなくなり整理整頓できるので一石二鳥です。

ルンバがよくぶつかる理由

マッピングが全くされていない最初は壁や障害物にぶつかることが多い印象です。

ルンバはソフトタッチバンパーで障害物を感知しています。

あたりは強くないですが、軽い物は感知しにくく押し進むのでよけておきましょう

ルンバは他のロボット掃除機に比べて壁や物によくあたります。

カメラやセンサーにより壁やカーテンを感知してよけてしまうと隅のゴミが吸いきれず残ってします。

ルンバは障害物がわからないわけではなく、部屋の隅やカーテンがあっても隅々までゴミを吸い取るためにソフトタッチバンバーで確認しているのです。

【検証】ルンバi3の吸引力は?

掃除機と言ったら「吸引力」。

ということで…ルンバi3の吸引力はどうでしょう?

公式サイトではルンバ600シリーズに比べて10倍の吸引力と記載されています。

こにな

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ルンバの600シリーズ持っていないからよくわからないので…ルンバi3の実際の吸引力を載せていきます。

通常の清掃から苦手そうな場所まで検証しました。

※ゴミの写真も載せています。詳細をお伝えしたいのでご了承ください。

検証結果
  • 大きいゴミやホコリも問題なく吸引
  • 部屋の角のゴミは取り切れない場合あり
  • 砂のような細かく軽いゴミは苦手

約12畳の部屋を1回清掃したときに取れたゴミがこちらです。

細かいホコリはもちろん髪の毛等も吸引されています。

大きいゴミも吸い取れるのか検証してみましょう。

木製のペレットを撒き散らしてみたところキレイに吸い取ってくれました。

1個だけ残っていましたが、力強い吸引力を感じました。

続いて吸い取りづらそうな「部屋の角」と「カーテン裏」に砂をばらまきました。

部屋のカド・隅

1回では取り切れず…2回目はスポットモードで利用したらある程度吸い取ってくれました。

角まではブラシがとどがず取り切れていませんが、壁沿いはキレイに吸い取ってくれます。

砂は小さくて軽いので巻き取るのが難しく、逆にサイドのブラシで飛ばされることもありました。

砂のようなゴミは吸い取りにくいようです。

カーテン裏

センサーやカメラが優秀なロボット掃除機はカーテンを感知し、カーテン裏まで清掃されないことがあるようです。ルンバはカーテン裏も清掃できると聞いたので検証してみました。

清掃時はカーテンを閉めてルンバを動かしています。

こちらも1回では取り切れず、2回目をスポットモードで利用するとある程度吸い取ってくれました。

少しだけ残りはありますが、これだけ吸い取ってくれたら満足です。

防犯面でもカーテンを閉めたままルンバを使えるのは助かります。

ある程度大きいゴミやホコリ・髪の毛などは問題なく吸引してくれました。

砂のような苦手なゴミもありましたが、日常使いには充分な吸引力でした。

苦手なゴミや部屋の角などの苦手な場所は掃除機の必要性を感じました。

こにな

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ルンバだけで掃除機不要とはなりませんが、毎日の掃除機がけをルンバに任せることができるのはだいぶラクになります。

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ルンバi3の仕様(スペック)

ルンバi3の仕様(スペック)、付属品を記載します。

他機種との比較を早く知りたい方はスキップ。
ルンバi3とi3+の違い
ルンバ i3とi7の違い

ルンバi3の基本機能

項目内容
発売年2021年2月
サイズ直径34.2cm
高さ9.2cm
重さ約3.2kg
電源方式充電式リチウムイオンバッテリー
充電時間約3時間
稼働時間最大75分/充電1回
集塵方式ダストビン式
(紙パック不要)
デュアルバーチャルウォール清掃エリアを制限 可能
iRobot HOME
アプリ対応
連携Braava jet m6との連携可能
スマートスピーカーGoogleアシスタント
Amazon Alexaに対応
その他
便利機能
スケジュール機能
ゴミセンサー
からまり防止機能
自動充電・再開

ルンバi3の付属品

ルンバi3の付属品は下記の4つです。

  1. バッテリー(内蔵)
  2. ホームベース
  3. 交換用フィルター×1
  4. 電源コード
  5. 取扱説明書

ルンバはフィルターも優秀

ルンバi3のダストカットフィルターはカビ、花粉、ダニなどの微細なゴミを99%捕らえる特殊な素材で作られています。

特殊な素材でつくられているダストカットフィルターが、見えるゴミはもちろん、カビ、花粉、ダニ、犬や猫などペットによる微細なゴミも99%捕捉します。

引用:iRobot|ルンバi3

Spot(スポット)モードも健在

Spotモードはルンバが円状にクルクル周りながら、約1m以内の範囲を重点的に掃除してくれる機能です。

  • 粉や砂糖などをこぼしてしまった
  • 子供の食べこぼし
  • ペットの毛が抜ける時期
  • カーペットをしっかり掃除したい
こにな

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ルンバを使うまでSpotモードを知りませんでしたが、意外と使える機能。

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ルンバi3とi3+の違い

ルンバi3
ルンバi3+

ルンバi3とルンバ i3+(プラス)の違いは、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付いているか付いていないかです。

他のルンバも同様に「+(プラス)」というのはクリーンベース付いていることを意味します。

ルンバi3+ は、最大60日分のゴミをクリーンベース®(自動ゴミ収集機)に収納可能。

たまったゴミを自動で紙パックに排出します。面倒な掃除の手間から解放します。AllergenLock™紙パックは花粉やカビなどを99%封じ込めます

引用:iRobot|ルンバ i3+

ルンバ本体の機能等に違いはありません。

「ルンバi3」「ルンバi3+」選ぶ基準
  • 約2回に1回のゴミ捨ては苦ではない→「ルンバi3」
  • 約2回に1回のゴミ捨てはしたくない→「ルンバi3+」
  • 少しでも安く抑えたい→「ルンバi3」
  • ゴミ捨て時のゴミやホコリ、花粉の飛び散りが気になる→「ルンバi3+」

ルンバi3+のクリーンベース(自動ゴミ収集機)は不要派

クリーンベースは人気があり約2ヶ月もゴミ捨てする必要がないのはかなり便利ですが、私はクリーンベース不要派です。

クリーンベース不要の理由
  • 安く抑えたい
  • ゴミ捨てが苦ではない
  • 部屋が狭いのですぐにゴミが貯まらない
  • クリーンベースの清掃が増えるのが嫌だ

私と同じような考えの方はルンバi3で充分ですが、少しでも迷う方はルンバi3+がおすすめです。

クリーンベースは公式サイトにて後から購入することも可能ですが、ルンバi3+購入よりも別売りの方が約14,000円高くなってしまいます。

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ルンバ i3とルンバi7の違い

ルンバi3の上位機種であるルンバi7との違いを簡単にまとめると下記のとおりです。

  • デザイン
  • ルンバi3の方が安い
  • ルンバi3はサイズがコンパクト
  • ルンバi7は必要な分だけ自動充電するため、75分以上稼働する場合は効率的
  • ルンバi7は間取りを学習し、進入禁止エリア・清掃エリアをアプリで設定可能
  • ルンバi7の方が付属品が多い

ルンバi7の方が高いだけあって、便利な機能が搭載されています。

違いを細かく見たい方は下記の比較表を参考にしてください。

ルンバi3・ルンバi7の比較表

項目ルンバi3
ルンバi7
デザイン/カラーマット/グレー光沢/チャコール
清掃の動き規則正しい動きで
効率よく清掃
規則正しい動きで
効率よく清掃
吸引力同じ同じ
稼働時間最大75分最大75分
自動充電
自動再開

(必要な分だけ効率的に充電)
Braava jet m6
との連携
スマートスピーカー対応
清掃場所をマップで確認
Impritスマートマッピング
家中の間取りを学習・記憶
進入禁止エリア
清掃エリアの設定
本体寸法直径34.2cm
高さ9.2cm
直径35.1cm
高さ9.2cm
重さ約3.2kg約4.0kg
付属品バッテリー(内蔵)
ホームベース
交換用フィルター
電源コード
バッテリー(内蔵)
ホームベース
交換用フィルター
電源コード
交換用エッジクリーニングブラシ
デュアルバーチャルウォール

参考:アイロボットストア

機能を見ると広い家や部屋には、ルンバi7の方が短時間で効率的に清掃できます。

1回の充電(最大75分)で清掃完了する場合は、ルンバi3で充分だと考えます。

我が家では約10㎡の清掃に約20分かかっていました。

環境によりますが、単純計算で35㎡に約70分かかることになります。

「ルンバi3」「ルンバi7」選ぶ基準

1回の充電(最大75分)で清掃完了する広さか?

  • 広い家、間取りで使用する場合(目安35㎡以上)→「ルンバi7」
  • 75分以内に清掃できる広さ、間取り(目安35㎡以下)→「ルンバi3」

そこまで広くない部屋に使用する場合は、コンパクトで安いルンバi3がおすすめです。

部屋や家庭にあったルンバを選んでみてください。

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ちょうど良い機能と価格でバランス最高のルンバi3

ルンバi3のレビューはいかがでしたか?

実際に使ってわかったメリット・デメリットを簡単にまとめます。

メリット
  • ルンバの中ではシンプルで低価格
  • 指紋やホコリが目立ちにくいデザイン
  • 段差2cmまで乗り越え可能
  • マッピング機能あり
  • ゴミがからまらないゴム製ブラシ
  • 新機能で立ち往生しにくくなった
デメリット
  • アプリによる禁止エリア指定や指定場所のみ清掃はできない
  • 薄いカーペットやマットはめくれる
  • コードや靴下などのは避けない

これだけの性能のルンバが10万以下で購入できるのは、メーカーのアイロボットもかなりがんばったのではないでしょうか?

高機能のルンバも便利で購入したい気持ちもありますが、高い価格がネックだった方も多いです。

そんな方には必要な機能&ちょうど良い性能&従来品より安くなった価格のルンバi3がおすすめ!

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最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも家事時短家電について紹介していますので、ぜひお立ち寄りください。

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管理人

ワーママ歴14年。今だに家事が苦手。少しでも家事を効率よくし、生活を楽にしたいと試行錯誤を繰り返す。家電などを積極的に取り入れ、家事時短を実施中。同じように家事が苦手な方やワーママの役に立つ情報を記載しています。

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